札幌市中央区の皮膚科、桑園オリーブ皮膚科クリニック 札幌市中央区北11条西15丁目2-1 サンエーアインビル3F

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診療案内

アトピー性皮膚炎

当院ではアトピー性皮膚炎の治療を積極的に行っています。
アトピー性皮膚炎は、大きく二つの原因から成り立っていると言われています。

  • 1.バリア機能障害
    皮膚の一番表面に存在する角質の異常による皮膚の乾燥により、バリア機能が障害されます。皮膚は水分を保持することによりその防御機能を有しますが、乾燥してしまうことにより、外から刺激が入り易くなる状態です。
  • 2.アレルギー異常
    アトピー性皮膚炎というと、バリア機能障害よりもアレルギーの側面は以前より強調されてきました。しかしながら、アレルギーと一言にいっても、さまざまなタイプがあり、複雑に絡み合っています。

食物アレルギーの経皮感作

以前より食物アレルギーがアトピー性皮膚炎に関与することは知られていました。つまり食べ物が原因でアトピー性皮膚炎が起こる(あるいは増悪する)という理解でした。
しかし、最近の研究によりアトピー性皮膚炎があることにより食物アレルギーが起こり易いのではないかと考えられるようになったのです。
以前とは発想が逆ですね。(もちろん食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎の増悪もあります)
それは、アレルギーの引き金となる感作を起こす経路が、消化管を通してではなく(食事)、皮膚を通して(触れることによって)起こるのでないかと考えられるようになったからなのです。
このことは茶のしずく石けんを使用したことにより小麦アレルギーを発症したことを通しても実証されつつあります。
皮膚を通して、アレルギー物質が入り込んでしまうことが問題なのですが、健康な皮膚ですとアレルギー物質は容易に皮膚には入りません。しかし、アトピー性皮膚炎では、皮膚の湿疹がありますので、バリア機能が障害され、感作されてしまうということです。
食物アレルギーを引き起こさないためにも、アトピー性皮膚炎の状態をよく保つこと、つまりスキンケアが重要ということですね。

アトピー性皮膚炎におけるプロアクティブ療法

アトピー性皮膚炎では、湿疹を繰り返すことが問題ですね。少しよくなったり、一時的によくなったりする経験は必ずあると思います。しかし、いい状態をいかに維持するかが、アトピー性皮膚炎の一番の問題です。
従来ですと湿疹が生じて初めてステロイド軟膏を使用しました。症状に応じてステロイドの強さも変えていました。もちろん、こういった外用療法は重要なのですが、新しい概念としてプロアクティブ療法というものが言われ始めています。
プロアクティブとは、「何かが起こってから対応するのではなく、事前に予測して予め対応を取る」というような意味です。
具体的には、湿疹性病変が出現する前に、外用剤を使用して湿疹が出現しないようにするということになります。
もちろん、使用する外用剤、使用頻度等、細かい指導が必要ですが、治療概念としては、これまでとは異なると思います。
当院では、患者様と相談しながら、適切な治療法を選択していきますので、ご遠慮なく御相談ください。

アトピー性皮膚炎における紫外線療法

外用療法や抗ヒスタミン剤の内服によっても、症状の改善が不十分の場合、紫外線療法を行うことがあります。日本皮膚科学会によるガイドラインにおいても補助的治療として有用と位置付けられています。ナローバンドUVBエキシマライトにより治療を行います。全身に照射することも手などの局所にのみ照射することも可能です。保険適応のある治療です。(3割負担で約1000円)

シクロスポリン(ネオーラル)療法

最重症例の患者様には、シクロスポリンを使用することもあります。ステロイドとは異なる免疫抑制剤です。アトピー性皮膚炎に対する最後の切り札ともいえるでしょう。かゆみが非常に強い、痒疹結節が多発している方には特におすすめの治療です。

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