帯状疱疹とは、水痘を引き起こすウイルスが再活性化して生じる病気です。
神経と皮膚を同時に侵すため、強い痛みと皮膚炎を起こします。
抗ウイルス剤をできるだけ早期に投与する必要がありますが、万全の治療を施しても痛みが残ってしまうこともあり、特にご高齢の方にとっては、やっかいな病気のひとつです。
海外の文献(→PDF)では、帯状疱疹の発症を予防できる、あるいは、発症しても症状を軽減できるワクチンが紹介されております。
それによると、ワクチンの接種により、帯状疱疹の発症率は51.3%減少し、帯状疱疹後神経痛の発症率も66.5%減少したとされています。
このワクチンの有効性は概ね5年程度とされております。
このワクチンは、水痘発症予防に通常使用されているワクチンですので、安全性においては問題ありません。
当院では、50歳以上の方に限り、ワクチンの接種を行っております。
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